はましゅふにっき

横浜女が滋賀で主婦する日常系無責任ブログ。壁打ちスタイルでやってます。

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「翔んで埼玉」感想 想像以上に壮大だった

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見てきました。

旦那くん(埼玉出身)からの提案で。

 

ネタバレありで、思いついた順につらつら書きます。

結論から申し上げておくと、おおたは本作に好意的です。

 

おおたの感想文では毎度のことですが、

気分でキャラ名と役者名どっちででも書くし、

未視聴の方には説明不足な点も出てくるかと思いますが、

ご了承いただける方のみ。

 

(正確な情報をお求めの方は公式サイトへ)

www.tondesaitama.com

 

 

混雑具合レポ

 

ガラガラでした。

旦那くんとの貸し切りも想定内だったので、それよりはお客さんがいて安心した。

(だってここ、滋賀だし。埼玉に興味のある人がどんだけいるか…。)

公開からすでにひと月ぐらい経ってるというのもある。

 

ただし、映画館自体は過去見たことないくらい大混雑だった。

フードの行列がちっとも進まないくらい。

子連れが多かったし、上映時間もかぶっていたから、たぶんドラえもんの客。

 

チケットのもぎり列では、ちょうど入場者プレゼント補充のために「少々お待ちくださーい」と止められて、

「我々は『ドラえもん』じゃないから待たされ損じゃ…」と思いながら立ち止まった。(大人しく待った。)

 

前提状況

 

原作漫画は、ちゃんと読んでません。

「ちゃんと」というのは、ちょうどコミックアプリで無料試し読みがあったので、

予習がてら冒頭のみ読んでみたのです。

(自分の中で、「無料で読める話だけ読む」と決めて見ているアプリなもんで…)

 

埼玉県が異様なまでに虐げられていること、

白鵬堂学院のこと、

百美が麗に恋しちゃうこと、

ぐらいまでは把握していきました。

 

映画については、主演のお二人(GACKTと二階堂ふみ)のみ把握していましたが、

そのほかについては特に調べず観に行きました。

だから京様が出てきたときすごくびっくりした。

 

本編感想

 

そんなこんなで、本編です。

すごかったです。

 

こちらの脳内設定は、最近見る機会のあった福田雄一作品(ヨシヒコとか、銀魂とか、斉木楠雄とか )と同じ受信チャンネルに合わせていたのですが、

近いけど、それともちょっと違うかな?

違う人が作ってるんだからそりゃそうなんだけど。

 

福田作品は、「ほら、ギャグだよ!」「はいっ、今面白いの出たよ~!」感が強いというか、

登場人物の中にもツッコミ役がいたりするけど、

本作はそこが違うかなあ。

作中の人間はみんな、大真面目です。

(現代パートのぱるるだけツッコミ役だったけど、少なくとも伝説パートはみんな大真面目。)

 

本作の監督は武内英樹さん。

テルマエ・ロマエの監督!と宣伝されていましたが、

いま調べてみたら「のだめ」とか「デート~恋とはどんなものかしら~」とか、

おおたの好きなドラマを作っていた方でもあった!ほほう。

 

それにしてもGACKTはじめ、煌びやかさの突き抜けがものすごい。

白鵬堂学院や百美の家でのシーンは何もかもギランギランのクラックラ。

逆にチープに見えそうなもんだけど、もはや逆の逆でチープに見えない。

中尾彬(都知事)のあのキンキラ紋付とか、おふざけ100%なのに、すべてにマッチしすぎてなんの違和感も生まれないのだ。

 

そんで、そんな豪華絢爛なセットの中で大真面目に繰り広げられる、壮大な茶番劇。

 

「A組の生徒はみんな、都会指数の高い赤坂や青山に住んでいるのよ」

「ああいやだ!埼玉って言っただけで、口が埼玉になるわ!」

「いけません、埼玉が伝染ります」

「執事をしてるくらいだから、町田あたりの出なんじゃない?」

 

等々の名言…!

都会指数の高い一部を除き、もはや都内含め全方位をディスっている)

 

そしてストーリーは、百美の恋を絡めながら、

通行手形を廃止させ解放を目指す埼玉と千葉の競争・共闘へと発展…。

(埼玉や千葉の人は、通行手形がないと東京に行けない設定で、どちらが先に解放されるかを争っている。)

 

千葉勢の阿久津(伊勢谷友介)は映画のオリキャラだそうですが、

オリキャラと知って驚いた。めちゃくちゃ重要人物だし。

そもそも原作漫画は未完だそうで、ここまでストーリーをまとめたのは映画として大成功なのでは…!

 

ライバルである千葉解放戦線の伊勢谷友介に捕まり、

穴という穴にピーナッツを詰められそうになるGACKT、

あのサービスシーンはいったいなんだったのだろうか…?

拘束され追い詰められたGACKTのあえぎ、

湿った音を響かせる二人のキスシーン…。

二階堂ふみとGACKTのキスより、よっぽど濃厚だったのですが!

我々は一体、何を見せられていたのか!?そりゃ絵にはなるけど!

 

もうわけがわからない。

しいて言うなら、終始わけがわからない。

何だよ、埼玉デュークって!?

でもそれがよい。

 

京様こと京本政樹さん、めちゃくちゃ格好良かったです。素晴らしい。サイコー!

 

埼玉デュークである京様の顔に傷をつけた千葉の伝説の男、

最初は顔が見えない演出で、のちのち正体が分かる構成だったのですが。

旦那くんは最初のシーンで「ジャガーさんだってわかった!」らしい。

「だってキラキラしてたから」だそうです。

さすが埼玉県人、ライバルの動向には詳しいな。

 

そして東京vs埼玉vs千葉の戦いが熱くなってくると、

ほら、その、ちょっと寂しいじゃないですか、神奈川県人としては…。

(※現在滋賀県に住んでいることは考えないものとする。)

 

冒頭のイントロダクションでちょこちょこ「横浜」というワードは出たものの、

(白鵬堂学院ではそこそこ上位の組には入れてもらえるらしい。)

以降ちっとも…と思ったら、後半崎陽軒のシウマイをひっさげてしっかりちゃっかり登場してくれました。

ありがとう監督。

暗殺現場でシウマイ弁当食べるとか、まじ遠足かよ。

 

そのほか、埼玉狩りの際に踏み絵として草加せんべいを踏ませるとか、

海の声を聞けぇ!って千葉県人から貝殻を押し当てられるとか、

小ネタをあげたらきりがないです。

 

そしてはじめの方で、ちらっと「現代パート」「伝説パート」と書いていたのですが。

GACKTたちが埼玉を解放するまでの「伝説パート」と、

その伝説をカーラジオで聞いている「現代パート」があるのです。

 

現代パートもなかなか秀逸だった。

軽自動車でどこまでも行っちゃう感じとか。

 

さいご、結婚後はやっと東京に住める!と喜んでいたぱるるが、

伝説ラジオに感化され埼玉愛に目覚めた彼氏に

「家を建てようっ!…春日部に!」って言われて倒れるところ、超よかったです。

わたしもそんなこと言われたら倒れる。

 

あらゆる映画ドラマでやりがちですが、

原作にはない細切れの「現代パート」なんて出てきたらいや~な予感がするよね。

(ドラマの『片隅』とか地獄だった。)

でも翔んで埼玉では、うまいこと一つになってたな~と思います。

 

「伝説パート」と「現代パート」の時間経過どうなってるのとか、

リアルに今をときめく有名人の出身地ネタが伝説パートに出てくるけどとか、

いろいろぐちゃぐちゃなところもあるけど、もはや細かいことなんて気にしません。

(気になって一応キャストの出身地も調べたけど、基本関係なかった)

面白かったからよし。

 

それにしてもわたしも旦那くんも、面白く見たけども。

これが全国の人にとって面白いのかは甚だ疑問。

もちろん、雰囲気で面白いとは思うけど。

 

強制送還の埼玉県人を連行しながら、関所で「こいつは蕨だ!」っていう一言だけで面白がれるんだろうか、全国の人が。

漫画の売り上げも、映画の興行収入も、埼玉が断トツだと言うし。

壮大な関東内輪ネタの笑いだよな~とは思う。

 

たぶん関西版だと、滋賀に通行手形が必要なことは間違いないな…。

 

映画館で隣に座ったおじさん、一人でいらして、すんごい笑って帰ってったけど、

彼はどちらの出身だったのだろう…。

 

そういえば、百美役が二階堂ふみじゃないですか。

役柄は男子なんですけどね。

でも名前はモモミだし、二階堂ふみだし、跡取りとして男のふりをして育てられているのか…?など余計なことを考えてしまったのですが、

そんな設定はみじんもありませんでした。

「魔夜峰央の描く美少年は、女性が演じた方がハマるから」ということらしい。

 

百美、生粋の都会人で、遊園地を港区民限定で貸切るような都会指数の高い人間だったのに、

最後「われわれ埼玉は…」とか演説していて、すっかり埼玉に染まってしまって驚いた。愛の力か。

 

と、つらつら思いつくままに感想を書いてみましたが、

豪華キャスト、多くの小ネタ、ときに美しすぎる絵面、

虐げられた民衆が解放を求め立ち上がる壮大なストーリー。

高め合い認め合うライバル、仲間、勇気、愛!

 

少女漫画の絵で少年漫画やってる、みたいなお話でした。

 

この記事↓で原作者のインタビューを読んだのですが、

cinema.ne.jp

 

これはあくまでもフィクションですし、正しい事は全く描かれていませんから、何も考える必要もありません。ただ映画館に行って、ただ笑うだけでいい。本当にそれだけでいいんです。

 

だそうです。

頭をからっぽにして一緒に笑いましょう。

 

見終わったあとは、エンドロールで流れたはなわの「だんだださいたま!」の歌が頭から離れなくなります、注意。

 

 

 

ではね |ω°)ノ

 

あー、横浜帰りたい。