はましゅふにっき

横浜女が滋賀で主婦する日常系無責任ブログ。壁打ちスタイルでやってます。

【スポンサーリンク】

感想 新海誠展「ほしのこえ」から「君の名は。」まで@名古屋

新海誠展に行ってきました!名古屋で!

結論から申し上げますと、わたしの感想は「かなり見ごたえあり!大満足!」です。

 

以下、かなり個人的な視点にしぼって書いてます。

作品の内容にじゃんじゃかふれること(ネタバレ)もあるのでご了承ください。

 

(君の名は。は過去記事があります。) 

 

 

基本情報・混雑具合ほか

 

公式サイトはこちらです。

shinkaimakoto-ten.com

 

2019.3.1現在で公式さんを見たところ、すでに日本全国をまわり、名古屋開催が最後のよう。

今週末(3.2土-3.1日)で終了なので、ほんとのほんとに最後のチャンスです!

まだの方はお急ぎください~。

 

名古屋駅の高島屋で行われてます。

高島屋の方の公式サイトには、100円引きクーポンがついていますよ!

おおたも「新海誠展とは!?」とタカシマヤのエスカレーターで急遽検索して偶然クーポンを発見し、

チケット窓口での「タカシマヤカードはお持ちですか?」という問いに

「カードはありませんが、これ(スマホ画面提示)で割引をお願いします!」と鮮やかに切り返しました。

 

(以下から。印刷or画面提示でおっけーです。通常大人800円→700円になります。)

www.jr-takashimaya.co.jp

 

おおたが訪れたのは2.22金、17時ごろでした。

平日の半端な時間だったからか、展示内はちょうどいい空き具合。

見てまわるのに、ほぼストレスなしでした。

あんまり人が居ないと心配になっちゃうけど、寂しくない程度にお客さんがいて。

(再び申し上げますが今週末は展示期間最後なので、もしかしたらとても混むかもしれません。

チケットの窓口ひとつだけだったけど、休日は増設されるんだろうか…?)

 

大学生くらいのカップルがいちゃいちゃしながら見ていて多少邪魔でしたが、

ほかにも中年男性が一人で来ていたり、マダム二人連れがいたりと、

予想していたより年齢層が広かったです。

 

展示内容・感想

 

最初に書いた通り、「見ごたえ十分!大満足!」です。

 

人との待ち合わせまで一時間ほど余裕があり、

暇つぶしと綺麗なトイレを求めてたまたま入った高島屋で、たまたま看板を見つけて吸い込まれてしまったのですが、

正直あなどってました。

その後、幸運にも(?)相手がさらに遅れて一時間半ほどかけて展示を見て回ったのですが、

正直もっと時間がほしかった。

先述の通り空いていたので、「展示を見るための待ち時間」はまったく発生していません。

それでもこれほど時間をかけたくなる充実っぷり。

わたしが「文字もしっかり読むタイプ」なのもありますが、

「数分間たっぷり映像を見せてくれる展示が何個もあった」というのも大きいと思う。

 

当初、「時間つぶしに800円か~、あ、でも100円割引ある。カフェに入って座ってるのとどっちがいいかな~、700円ならいいかな~、展示内容うすかったらやだな~」などとその価値を疑っていたのですが

あのときカフェに入らず新海誠展を選んだ自分、大正解!

当然ずっと立ちっぱ(歩きっぱ)の一時間半だったけど、あのとき使った時間とお金に1㎜も後悔はない。 

もっとかけても良かったくらいだ。

むしろなぜ最終会場の名古屋まで、新海誠展の情報をスルーし続けていたのか?

 

惜しむらくは、はじめから「新海誠展に行くぞー!」と決めていれば、

それなりの予習をしていったのに…ということですかねぇ。

 

展示は、サブタイトル通り、新海さんの初作品「ほしのこえ」からなのですが

おおたがきちんと見ているのは「秒速」「言の葉」「君の名は。」くらいでして。

 

「ほしのこえ」「雲のむこう、約束の場所」「星を追う子ども」をとりぼこしているんですよね。

もちろん、未見でも分かるようにあらすじ紹介はあるし、作画資料など眺めているだけでも面白いんですが

「知っていたら、もっと面白い」のは当然ですよね。くやしい。

 

ただ反対に言うと、前述の三作品については「知っていたから、さらに楽しめた」です。

 

だからもし、この記事で興味を持って展示を見に行こうと思う人が居たら、

ぜひ、土曜日中に新海作品を予復習して、日曜日に高島屋へ行ってみてはどうかと!!

 

さて、さらにここからは、おおたが印象に残ったものについて書いていきたいのですが、

展示は撮影できなかったので、文章のみでお伝えします。

 

(展示空間のかんじは、公式twitterに写真があがってました。)

 

新海さんの初期の作業環境を再現したパソコン展示(箱型デスクトップ!って感じの)があったり、いろんな角度から新海作品を味わえるようになってて感心した。

 

画や動画じゃなくて実物系で言うと、

秒速の文通の手紙、タカオが作った靴、組紐作りの道具、なんかもありました。

タカオの靴(言の葉の庭)の横には、監督の「男子高校生が考えうる女性用のデザインで」という趣旨のコメントがあって、ほほーと思ったり。

(もちろん、中の9割は画や動画の展示ですけど。)

 

過去のインタビューなどから、新海監督のことばがいくつか展示されているのですが、その中に

 

「僕はいつも、景色を『きれいだな』って思いながら見ています。

だから作品に出てくる景色も、見た人が『きれいだな』って思ってくれたら嬉しい」

 

という趣旨のことばがありました。

(監督の一人称含め、おおたのだいたいの記憶でお送りしてます。)

 

このコメントを見て、「あ~~~~!(納得で額を押さえるしぐさ)」ってなったんですよ。

 

そうだよねえ。あの背景は、毎日の景色をきれいだなって見てきた人にしか、作れないよねえ!って。

 

「言うてもデジタルでちょちょちょなんでしょ?」と思っていた部分がどこかにあったのですが、

展示を見て「やっぱ大変な作業なんだなあ」と認識が改まりました。

もちろん、アナログでもデジタルでも、おおたはまったく絵を描かない人間なので、察するにも限度はありますが。

それでも、もしデジタルでちょちょちょだとしたら、

わざわざ「美しい背景が新海作品の魅力!」なんて騒がれること、ないもんね。

ちょちょちょのちょなら、あのレベルの美しい景色のアニメ作品がごろごろあるはずだけど、ないもんね。

やっぱりすごいんだね。

 

なんか、人物への光の反射?をあらわすための、従来してこなかった色指定がどうとかも、「ほ~」と思いながら見てました。

前述の通りど素人なので、「ほ~」と見ることが限界なのがかなしいところですが…。

 

自然描写ではほかに、雨が地面に落ちたときの跳ね返りの「クラウン」はひとつひとつ手描きした、とかね。

「言の葉」は、思い返せばほんとにいろんな種類の雨が出てきたし、

それぞれが自然すぎて気づかなかったけど、

同じ壁に展示されたいくつかの画面それぞれで、同時にいろんな雨のシーンを流されてみると、

こうやって、情緒を含めた違いをきちんと表現しているって、すごくない…?と感動。

(ひとつずつは数分ですが、たっぷり動画が見れる展示、とてもよかったです。)

 

さらに「言の葉」で言うと、作画資料への監督の指示コメントがこれまたよかった。

靴職人を目指す高校生男子の主人公が、わけあり女教師の足の型を取るシーンがあるんです。

雨あがりの新宿御苑のベンチ(屋根はあります)で。

えろいですよね。えろいんですよ。

付き合ってもないのに、男が女の素足をさわるなんて、えろすぎるでしょ。

で、このシーンの作画資料、監督が修正指示コメントとして

「(先生の方)もっと見下ろしてる感じで。ここだけ主従関係があるように。」って書いてるんですよ!

監督~~~~~!!!

だからこのシーン、ますますえろかったのか…と。

さらには、キャラの目線ちょっとずつでも、印象って変わるんだなあってこと。

声優さんだけじゃなくて、絵にする時点で「演技」がちゃんとあるんですよね。

 

ユキノ先生の作画指示は、ほかにも

「可愛いけど瞳孔開いててちょっとこわいかんじで。」とか。

(学校サボってベンチに来ている主人公に、チョコ食べる?って差し出すシーン。

もちろん自分も仕事を休んでる。っていうか病んでる。)

 

細かいなー!!

こうやってちょっとずつちょっとずつのこだわりがたくさんあったんだなあ、

たくさんの人で作ってたとしても、やっぱり「監督」って大事なんだなーって!

 

さらに、こういう指示コメントで驚いたのが、

新海さんの姿勢がめちゃめちゃ丁寧ってこと。

「××このままでOKです、〇〇の部分だけもうちょっと△△でお願いします。」とか。

「きれいに書いてくださってありがとうございます。あとは~~でお願いします、がんばりましょう!」とか。

(おおたのふわっとした記憶で、大意と雰囲気をお伝えしています。)

 

宮崎駿のドキュメントを見慣れたおおたとしては、非常に衝撃的でした…。

監督って、こんな下からお願いをするパターンもありえるの…!?

(駿さんをなんだと思っているのか)

 

作画資料の方に話が流れてしまいましたが、「言の葉の庭」ってほんと最高だなって。

好きなんですよね。あの、じめじめして孤独で純粋なかんじ。

展示は年代順だったのですが、「秒速」以降、主題歌が流れるシーンはまるまる大画面で動画が見れます。

 

「君の名は。」なんかは前前前世のOPでしたが、

「言の葉」は、最後のシーンが流れてました。

 

マンションの外階段で、男子高校生の主人公が心情を吐露、

(ここの台詞も長いけどいいんですよ。どうせガキだって馬鹿にしてたんだろ!って趣旨の。)

大人ぶってた先生も「あの場所でわたし、あなたに救われてたの」って泣いちゃうあのシーン。

 

見たことない人は、こうやって書いても「ふ~ん?」だと思うんですが。

すごくいいんだよ~~~~入野自由と花澤香菜。

すごくいいんだよ~~~!入野さんなんて、トド松と同じ人とは思えないよ~~~~!

 

とまあ、こんな風に展示じゃなくて作品の感想をだらだら書きたくなっちゃうほどの、

名シーンがあの場で見られるわけですよ。

このシーン、ほんと最高なんだよな…。

「あなたに救われてたの」でぶわわーって雨あがりの光が差し込むところも、

お決まりすぎて文字にしてしまうとチープなんだけど、ものすごくいいんですよ…。

 

そしてさっきちらっと書いたけど、「君の名は。」の前前前世もやっぱり最高なんだよね。

CMでもさんざん流れてた「もしかして、わたしたち、入れ替わってるー!?」からの「あ~の~お~ん~な~は~!」のわくわく感!スピード感!

十分知っているシーンなのに、展示でもやっぱりちゃんと見てしまった。

 

「君の名は。」コーナーだけじゃないんだけど、

「たくさんの作画資料→さぁこれらを完成させたのがこちら!」という流れで動画を見せてくれたので、より楽しかったです。

さいごに二人が再会するシーンも展示があって、直前に「秒速」のすれ違って会えないままの鬱シーン動画(大音量でOne more time,one more chanceが流れてて、秒速コーナーにさしかかる前から鬱になりかかった)を見ていたので、より爽やかに味わえました。

ハッピーエンド万歳…!

 

監督チョイスの言葉なのか、展示を組んだ人の言葉なのか、ちょっと定かでないのですが

「カタワレを探していた二人が対になる」というフレーズで紹介されている展示があって、

「そっか…カタワレが対に…そうか、対にね…」とものすごく感心してしまった。

 

そして「君の名は。」で語りたいのは、宮水神社の舞!

あれは実際に歌舞伎役者の方に創作してもらって、その方たちが踊っている動画を撮り、

その実際の動きをもとに作っているんだって。

だからあの、二人の振付というか袖の翻る感じというか、が微妙~にずれるのとか、リアルだったのか~。

これも「元の役者さんの動画→完成したシーン」をつなげて見せてくれて、楽しかった。

もちろん四葉ちゃんのサイズに合わせるのとか、デジタルでちょちょちょとなぞるだけじゃない手間があるだろう。

 

この舞、それぞれ持った神楽鈴を二人の頭上中央に寄せて、しゃららら~ってまた左右に鈴をふり下ろす振付があるんだけど、

「千年前に彗星が割れ落ちた様子を表している」って書いてあって、

あーっ!って。気づかなかったですすいませーん!!!って。

たしかにこの振付のところになると、

それまでゆらゆらと舞を追うカメラワークや、ちょっと引いた横からの目線だったのに、

わざわざ二人を真正面から定点カメラで映すんだよ…。そりゃ意味があるわいな…。

前天冠や神楽鈴の飾りが龍なのも、展示で「ストーリーを追わずに絵をじっと見る」環境になったことでようやく意識がまわっていく。

ぼーっと見てるもんだな、ほんと。

確かにそう言われてみれば、ノーヒントでも二度三度見てりゃ気づいていいはずの小ネタだよ…。

くやしい…低リテラシーの観客で作り手に申し訳ない。

 

そしてこんな感じで各作品についてたっぷりたっぷり堪能したあと、

展示出口の前にさらなるムービーが用意されておりまして。

ここだけ完全に別空間としてきちんと壁が作ってあって、

ほかの展示のようにテレビやipadじゃなくて特大プロジェクター投影。

過去作をなめらかにつなげた、たぶん展示用の特別映像。

(おしゃれに言うと「クロージングムービー」らしい。)

 

各主人公が名前を呼びあうシーンとか、美しい景色のシーンとかを、ぎゅっと集めた名場面集です。

「君の名は。」の三葉ちゃんたちの

「それはまるで、まるで夢の景色のように、ただひたすらに…、美しい眺めだった」という語りで終わるので、

「ほんと…美しかったです…!」という胸いっぱいの状態で展示をあとにできるのです。

 

カタワレドキのシーンで瀧くんが「三葉」って呼ぶやさしい声音ったらないと思うんですが神木隆之介さんファンのみなさまいかがでしょうか。

 

この最後の映像を見ているころには待ち合わせ相手の新幹線到着が数分後にせまっていて、

出口を過ぎたグッズ売り場をじっくり見れなかったのはほんとに残念…!

(グッズ売り場はチケットがなくても入れると思う。たぶん。)

 

ちらっと目に入った君の名は。クッキー、名古屋土産だと思って買っておけばよかったな~…。

めちゃくちゃ可愛かったんですよ。

クッキーに「バカ」「あほ」って書いてあるの。

「あ~の~お~と~こ~は~!」からの「彼氏いないんじゃなくてつくんないの!」のシーンで、お互いのほっぺに書いてあるあの字体。最高かよ!

あとは動画以外の展示内容がそっくりそのまま(?)集録されていると思われる、新海誠展図録がすごかった。

バカみたいにデカイし分厚いし正直欲しいかと言われたら要らないけど、見本をぱらぱら見ただけでもたいへん愉快ですごかった。

2500円だそうです。ボリュームから見れば、むしろめちゃ安いよな…。

 

そして時間に追われてバタバタ出たのでまったく気づいてなかったのですが、

この記事を書くために公式さんをじっくり見直していると、

どうやら高島屋の別フロアに「サテライト会場」なるものがあったそう。

ローズテラスとは一体どこにあったのか…

思い返せばフォトスポットとやらがどうも見当たらなかったので、たぶんそこにあったんだろう…。

でも本展示だけでこれでもかと楽しめたから、まぁいいや…。

 

行ったあと、また新海作品を見返したくなる、とてもよい展示でした。

 

名古屋旅行のその他思い出は、また書きます。

 

 

 

ではね |ω°)ノ

 

(君の名は。は過去記事があります。)