はましゅふにっき

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映画「架空OL日記」感想 何も起こらないから、みんな安心して見て

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原作・脚本・主演バカリズム。

主人公のOL役が、バカリズム。 

 

ドラマ版から大好きでした。

映画化と聞いて、わくわくどきどきしてたんです。

世間はコロナで自粛ムードですが、映画館まで行ってきました。

 

ネタバレ…というほどのストーリーもないですが(この作品に関してはとてもいい意味で言っている)

以下、なんでもつらつら書きます。

ドラマ版の最終回を見てない方に限っては、さけるべきネタバレといえるかもしれません。

(ストーリーは、ドラマを見てなくても楽しめるものになっています!仕掛けの問題です!)

ちょっとした笑いも、やはり初見だからこそというのはあると思うので、新鮮さ重視の方はぜひ見終わってからまた来てください。

 

なんでも書いてるわりに「情報」と言えるものは少ないので、

もろもろ未視聴者さんには不親切ですがそれでもよろしければ。 

 

(予告編)

youtu.be

 

 (公式サイト)www.kaku-ol.jp

 

 

 

混雑具合レポ等

 

やってる映画館、少なくない…?

 

いつも観に行く一番近い映画館でやってなくて、

二番目に近い映画館でもやってなくて、

初めて行く三番目に近い映画館に行きました。


大津アレックスシネマ。

不思議な映画館だった。

映画館というより小さな劇を見るような、可愛くておもしろい形の部屋だった。

 

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ともあれ、劇場ロビーは琵琶湖ビューだし、

早く着きすぎて余った時間も琵琶湖のほとりをお散歩できたし、よい環境でした。

あのへんは、なんとな~く山下公園みたいな雰囲気があって好きである。

 

観に行ったのは3/1(日) 13:50~の回。

公開して最初の日曜日だし、映画が安いファーストデイだし、

万が一があってはならないと張り切って前日から座席の予約をしておいたのだけど、

おおたの予約時点で6席しか埋まっていなかった。(うち2席は我々。) 

 

ほんとに6人だったらどうしよう、コロナ騒ぎで予約者さえも来なくなって貸し切りかもしれない…と不安を抱えましたが、

カップルや中高年のお一人さまなど、実際は大人たち20人は集まっていたと思います。

いや6人からの20人とはいえ少なすぎますけど、こんだけ空いてりゃ感染の心配もなくていいか、と思った。

 

コロナで舞台挨拶も中止になっているし、時期が悪かったねえ。

都会はちゃんと埋まってるのかな~。

もともとどっかんどっかん興収を狙うタイプの映画じゃないだろうけど、

面白いからいろんな人に見てほしいなあ。

 

ぽつりぽつり、少し離れながら同席した我々20人は、

ときに吹き出し肩を震わせ、わきあいあいと鑑賞しました。

 

ドラマ版のこと

 

冒頭でも「ドラマ版から大好き」と書きました。

2017年の放送当時は、見たドラマの初回・最終回感想をマメに書いていたので、記事が残っています。

 

(こちら)

人は見た目が100%・架空OL日記・CRISIS 初回感想(2017年4月ドラマ)

人は見た目が100%・架空OL日記・CRISIS 最終回感想(2017年4月ドラマ)

 

30分×10話なので、さくっと見れます。

おおたも、映画を見に行く前にドラマ版を復習しておきました。

 

とはいえ、ドラマ版を見ておかなければ楽しめないか?と言えば、否です。

なにせドラマ版にこれといった ストーリーがないので、

前作を知ってなきゃ困る要素もありません。

(念を押しますが、気負わずだらだら見れる日常ものであること、それが本作のいいところです。)

 

一緒に映画を観た旦那っぴも、わたしがドラマを見ている場にたまたまふらりと現れては、世界観をチラ見していた程度です。

彼は、通しで一話も見たことないと思う。

(わたしが観に行きたいなって言ったら一緒に行くと言ったので連行した。無理矢理付き合せたわけではないのだ!)

 

それでも旦那っぴ、ちゃんと楽しんでましたから。

基本設定はドラマの一話同様、冒頭でさらーっと紹介してもらえるし。

 

もちろん、ドラマ版を見ておけば「出た~w」とより楽しめるネタはあるのですが

(サエちゃんがやたらと漫画を貸したがるくだりとか。酒木さんがマツキヨなどの略語を決して使わず正式名称で言うところとか。)

あくまでもうっすら要素のオプションです。安心してください。

 

本編感想

 

映画でも何も起こらなくて安心しました。

 

予告編で銀行強盗のカットがあって「!?」とハラハラしていたのですが

なんということはない、防犯訓練でした。

 

しかも、劇中でもまったくサプライズ要素は無く

「今日は業務後に防犯訓練があるから、みんなちょっとそわそわしている」

という語りから入るほど。

 

これでこそ架空OL日記…!

 

さすがに劇場版ともなれば、何かしらの事件とか、大きなネタがあるのかなと思いましたが

何もしてくれなくて本当にありがとう!という感じ。

 

そんなもんに千円も二千円も払う価値があるのか?と思う方もいるかもしれませんが

それはまあ、個人の趣味ということで。

 

ただ言いたいのは、「何もしてくれなくてセンキュー」と言ったものの、

決して手抜きとかじゃないんですよ。

むしろ緻密で、こだわりにあふれているとおおたは思うよ。

大きな事件は無いけれど、日常の小さなことがいーっぱい詰まった映画です。

 

月曜日は憂鬱だから、月曜日は休みにすべき。

そうしたら火曜が憂鬱だから、火曜も休み。

そしたら水曜…

という話を延々としてるとか。したことあるでしょ、そういう会話。

 

銀行の支店で、ロビーに出てまるくなって朝礼するの、「なんで知ってるの!?」って思って驚いた。

ほかにも、シャチハタケースの話とか。

銀行員は、書類にハンコを押さないと死んでしまう生き物。

おおたはシャチハタケースとして、トトロの指人形を使ってた。

あれ、シャチハタが良い感じに収まるんだ。

キャップレスでがしがし押せるやつを使っている人も多かったな。

その辺に置きっぱなしにしたときも見つかりやすいし、誰のものってすぐ分かるから便利なんだよね。

ドラマ版では、現金を「現物」って呼んでたし、なんかちゃんとしててドキっとする。

銀行勤めの人に聞いてるんだろうなあ。

 

「いま私たちに必要なのは、真実じゃなくて矛先だから」

って台詞、納得するとともに、もはや古今東西の政治にまで言えるような汎用性で驚く。

劇中で、ものすごくくだらない文脈で使われてる台詞なんですけどね。

 

今日、職場の冷房寒かったよね

→誰か温度下げたんじゃない?

→どうせJだよ!暑がりだもん。

(嫌われている男性行員・ジェイ。本名由来ではなく、「邪魔」だからJ。)

→まあ、見たわけじゃないけど。

→いいんだよ、私たちに必要なのは、真実じゃなくて矛先だから

 

という流れ。

 

そして男性行員への悪口のあとに流れがちな、我々にとってはおなじみの

「ここまで言うと酷く聞こえるかもしれないけど、私たちには普段からの蓄積がある。」という独り言ナレ。

 

旦那っぴに「おおたもあんな悪口言うの?」と聞かれたので、

「女性社員には嫌われないようにね」とだけ答えておいた。

 

もちろん悪口大会は醜いし、毒表現だけど、

女性の多い職場の描写にありがちな、女同士の足の引っ張り合い!派閥!イビリ!というのではなく、

おじさんがクサイとかウザイとか、そういう悪口描写だから笑ってみてられる。

おじさんが見てどう思うかは知らないけど。

おそらく彼女たちは、あの輪に誰かが欠けていても、その誰かの悪質な陰口を言うことはないだろうなという安心感がある。

 

鑑賞中、バカリズムたちOLが、ぐだぐだきゃっきゃ話している輪の中に、自分もいるような感覚になれる。

今、わたしの「だよね~」って相槌も、彼女たちの声の中に混じりやしなかったか?と。

女子トイレシーンの便座のくだり大好き。

 

たまに「確かに盛り上がったけど、このくだりまだやるの?」みたいな間延びもあるけど、それもリアルっちゃリアル。

 

そしてさっき、さらっと「独り言ナレ」と書いたけど

これがいいよね。モノローグっていうの?

声には出さない、出せない、出すほどじゃないような、

ちょっとしたツッコミ、疑問、言い訳。

普通そういうのは声に出しちゃだめで、役者の表情とか芝居の空気で「この人物はこう思っているんだ」と感じさせるのがドラマかもしれないけれど、

元がブログなだけあって、そういう独り言要素がよい。

そして元が「わたし」のブログなだけあって、「わたし」以外のモノローグは一切ない。

安っぽくなりすぎないよう、そこは徹底されている。

 

(現代の土佐日記と名高い原作ブログ。当時バカリズムの名は伏せていた。)

架空升野日記-バカリズム公式架空ブログ-

 

(本にもなっている。)

  

バカリズムのOLは、なんかちょうどいいんですよね。

何かのインタビューでも話していたけど、特別「女装しよう!女っぽくしよう!」という気負いが一切なくて。

男とか女とか関係なく、日常のテンションってこんな感じだなーというような。

 

ドラマ版同様、BGMも全然ない。これも日常感。

 

そして劇場版らしい派手さが唯一あったとすれば、

ラストの小峰さまの結婚式。

でもね、これもね、ちょう~どいいですよね。

良い具合に、日常の中の非日常で。

ドラマ版で、彼氏がいることはさらっと言及されてたし。

 

それにしても小峰さまこと臼田あさ美の花嫁姿、めちゃくちゃ綺麗だったなあ…。

画面いっぱいに美しさがあふれてた。しゅごい。

ドラマ版を見返してて、臼田あさ美が小峰さまなの、ほんと良いな~と思った。

ほかのドラマでは、ぶりっこな役とかで見かけたことがあったんだけど、

強めで頼れる先輩感、とてもよかった。

キツめのキリッと美人だと、また印象が違ったと思うんだよね。

臼田あさ美の小峰さま、良かったな…。良かった…。

もちろん主要キャストはみんな良い…。

みんな実在している、わたしには分かる…。

 

映画から坂井真紀さんとか、わたしの愛する志田未来ちゃん(前髪あげてるの可愛い)とか新キャラが登場しているのですが

もうほんと、無駄遣いでは?と思うような登場シーンばかりである。

おまけに未来たんのエピソードは、2分の1が架空中の架空。

でも、出てくれてありがとう。感謝。

エビフライの印鑑ケース、わたしはいいと思う。

 

(2020.03.06追記)

映画からの新キャストにシム・ウンギョンっていう韓国人女優さんがいた。

フレッシュ行員のソヨンちゃん役。

ちょい役だし、日本で売り出し中の女優さんなのかな~?とあまり気にしてなかったんだけど

まさかの日本アカデミー賞とってて「ソヨンちゃんじゃん!!」てびっくりしちゃった。

『新聞記者』に出てたんですね。暗そうな映画だから見てなかったわ…わたしが知らなかっただけで、有名な女優さんだったんか…。

『架空OL』は、一体何人の女優を無駄遣いするんだ…!

みなさん出てくれてありがとう…!

(追記ここまで)

 

 

ほんでね、結婚式のシーンなんだけど。

日常オムニバス的な流れの中、物語はこれがラスト。

 

ドラマ版の最終回もそうだったんですけど。

さいごは「架空エンド」なんですよね。

うん、うん、どういうことなのかなと思ってた。

ドラマで一度は架空エンドを見せているのに、何事もなかったかのように映画が始まるので、

あれはなかったことにしていいのかな…?と思っていたんだけど。

 

「バカリズムがOLなわけなかろーが!」

って、ハリセンで叩かれるようなラストでした。

ウッ、知ってた…。

いつまでもこの夢を見ていたかった…。

 

ドラマ版同様、「あれ?」というポイントのあと

さっきまでバカリズム含めてきゃっきゃしていたシーンが

彼女(いや、彼?)なしでナチュラルにもう一度流れるんですよ。

 

え、さっきまで、あれ?いたじゃん!いたよね隣にもう一人!?と

ずーっとOLの「わたし」を見てきたこちら側としては非常に寂しい映像です。

 

ドラマ版と違ったのは、バカリズムなしのやり直しシーン(というか本来の姿シーンというか)になってから

やたら色味がハッキリするというか、画質の変わる演出があったと思うのですが

旦那っぴは分かってない様子だった…。

え?まぼろし?わたしの錯覚??

 

旦那っぴは「結婚式をiphoneで撮ってるって設定だからじゃない?」って言うんだけど

ちがうちがう!サエちゃんの自撮り映像になる前から変わってたよ!

具体的にいうと、教会の入り口で、バカリなしで集合写真を撮ってるシーンからだよ!!

 

画面がやたらクリアで濃ゆくなって、目が覚めるような感覚だった。

これが幻覚だとしたら、わたしはまじで物語に入り込みすぎていてこわい。

ツイッタで検索しても、ワードが悪いのかいまいちこのラストに言及している人がヒットしないし、

ぐぐって出てくる記事は「キャストは?あらすじは?みんなの感想を集めました!」っていうあっさいやつばっかりだし、

誰か観に行って確かめてほしい。そしてわたしに教えて。

 

主題歌は、吉澤嘉代子「月曜日戦争」が続投。

映画では、アコースティックにアレンジされていた。

架空エンドからの、アコースティック「月曜日戦争」…!ウッ!

 

この曲大好きです。通常版の公式youtube、貼っときますね。

(通常版の)キラキラしてるけど不思議な感じ、とても好き。

これ聞いてるとどうしてもセーラームーンを連想するんですが、みなさんどうなのかしら。

 

youtu.be

 

 

 

ではね |ω°)ノ

 

(ドラマ版 感想文)

人は見た目が100%・架空OL日記・CRISIS 初回感想(2017年4月ドラマ)

人は見た目が100%・架空OL日記・CRISIS 最終回感想(2017年4月ドラマ)