はましゅふにっき

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金ロー「カメラを止めるな!」感想 脳に快感の爽やか映画だった

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大流行の時期に見逃したまま、金ローでようやく見れました。

(ようやく見たシリーズでララランドの話もしたいけどまた今度。)

 

以下いつも通り、ネタバレを含み、つらつら感想を。

結論は先に申し上げますが、おおたは本作について好意的です。 

 

 

視聴の前段階

 

まず、おおたの前提環境ですが。

核心のネタバレは調べず見ました。

(この映画は二度始まる!とか、宣伝文句は人並みに目に入っちゃったけど。)

 

流行っていたころ、すでに見た友人に「どうだった?」と聞いたことはあったのですが、

「とにかく見て!面白いよ!」

「でもネタバレは絶対に調べちゃだめ!!」くらいしか情報は得られず。

(総じておすすめはされた。)

 

ハッピーエンドかどうかだけ念押ししたのですが、

「ハッピーエンドとか、そういう種類の話じゃないけど…まぁ暗くはないよ!」という返事。

 

先月の金ロー「ララランド」で大撃沈したあとだったので、ほんとでしょうね?と疑いながら見始めました。

 

そして地上波ならではといいますか、本編が始まる前に監督や出演者からのコメントがありまして。

「冒頭約40分、お願いだから辛抱してくれ!」と、

「ゾンビ映画じゃないから、こわくないよ!」と、

「演出上けっこうカメラが揺れるよ、ごめんね!」という旨、よーく承知して拝見しました。

 

本編感想

 

まず。問題の冒頭約40分。

放送あたまのコメントだけじゃなく、ツイッタァとかでもけっこう

「テレビ放送とはいえ、ながら見しない方がいい」とか

「その後が面白いから!頼むから我慢して見て!」みたいな意見を多く見てたのですが。

 

なるほどね~と。

忠告の意味が、よーく分かった。

とくに「後半が面白いから!」じゃなくて「我慢してでも見て!」の方。

(後半の面白さに異論があるわけじゃないです。)

映画館ならともかく、ここまで言われてなかったら、たぶんチャンネル変えてたわ。

 

謎の棒読み謎の間合い謎に多い繰り返し等、あふれる「これで大丈夫なのか」感

さらにもともと血しぶきブシャー系の映像は好みでないし。

(女優さんからの「ゾンビ映画じゃないからこわくないよ!」は、初見の身では非常に重要な証言だった。)

 

「カメラは止めない!」という象徴的台詞でのカメラ目線、レンズについた血糊をふき取るシーン、なんかがあったから、

これも劇中劇なんだろうなぁと予想しながら見てたけど、

それにしたってなかなか長かったぞ…!

ただ、一度映画を最後まで見れば、二周目に見るのが楽しくなる仕組みではある。

 

それにしても劇中劇のある劇って、たまにくらくらしてきませんか。

さらに劇中劇の中の劇中劇とか、くらくらのくらくらだよね!

思わず図にしちゃったもんね。

 

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そして本当に、『ONE CUT OF THE DEAD』部分はワンカットで撮影されたそうで。

すごいねえ。

 

金ロー副音声では監督・出演者らの裏トークがあるということで二周目にそちらを聞きましたが、

冒頭部分、中断したのも含め6テイクもしてるんだって。

「これ、間違ったらゾンビメイクから血しぶきから、ぜんぶ最初からやり直しなのかな…?」

と余計な心配をしながら見てたのですが、まさか6回も走り回ってたとは…!

そして反対に、あの長回しを、たった6回で撮れちゃうなんてすごいなぁとも思いつつ…!

 

面白いなぁと思ったのは、監督が

「5回目が完璧だったけど、完璧すぎて面白くないから使わなかった」と話してたこと。

レンズに飛んだ血糊(を拭くところ)は、演出じゃなくてハプニングだったと聞いて驚いた。

(ほかにも現場の偶然やアドリブから採用されたことがいくつもあり、

かと思えばトラブルっぽいことも計算された演出であり、等聞けて、副音声も楽しかったです。)

 

いやー、作品をつくるって、奥深いんだなあ。

…というところまで思えたのは、まあ二周目であって。

 

初見時、冒頭40分を見終わったところでは、

プロデューサーからの依頼の段になって、ようやく合点がいってすっきり!という程度。

 

やはり劇中劇だったか~(あの棒読みも何もかも演出か~)という安心と、

ワンカットだけじゃなく生放送の設定まであったのか!という驚きと納得。

 

そして、劇中劇の撮影当日に至るまでの流れがあるのですが。

ここでもさらに、「あれ、当初は配役違ってたんだ?」とか、

「劇中劇で映ってなかったカメラマンも、主要キャラっぽいなあ」いう引っ掛かりほか、

ちょこちょこ「これ、絶対あとでなんか起こすやつ…!」という小ネタをはさみつつ、

問題の劇中劇の撮影に至るわけです。

 

はじめ苦痛に感じていた、謎の棒読み謎の間合い謎に多い繰り返しの意味について、

怒涛の種明かしタイム。

(40分撮りきると知ってはいても)撮影がちゃんと続くのか!?というドキドキ、

トラブルがありながらあの手この手でドラマをつなぐおかしさ、

冒頭の謎や居心地悪さの裏側が分かっての納得、

みんながばたばた走り回る文化祭の準備のような高揚感。

 

なるほど、これは脳にとって快感だ!

 

さらには、クライマックスの大ピンチをひっくりかえせたのは、

伏線を仕込んでいた親子の思い出のおかげというハートフルな要素まで。

(主演の濱津さん、役柄もあるとはいえ、ちょっぴり頼りないけどとっても人の好さそうな、いいお顔しますよね~) 

 

おそるべし、です。

 

見る前は「流行りもんだろ~?はいはい、意外性とどんでん返しだろ~?」と馬鹿にしていたところがあったのですが、

想像よりもずっと爽やかな映画でした。

前半血糊ばっしゃばっしゃでどうしようかと思ったけど、たえてよかった。

 

もしわたしが小中学生でこれを見たら、映画を作る人になりたいとか言い出してたかもしれない。

 

 

 

ではね |ω°)ノ