紅葉の時期の三連休、ド混雑覚悟で嵐山に行ってきました。
修学旅行以来、まともに自分の足で探索するのは初めてです。
大混雑でいろいろ諦めたこともあったのですが、
下調べの時点で気になっていた鯛茶漬けを食べられたので満足です。
本記事は行列店「鯛匠HANANA」さんのレポートほか、徒然。
「鯛匠HANANA」基本情報・混雑レポ
「鯛匠HANANA(たいしょうはなな)」
鯛茶漬けを看板とする、京都嵐山のお店です。
(やたら洗練されている公式サイトはこちら)
「嵐山エリア」には複数の駅(路線)がありますが、
JRの嵯峨嵐山駅が一番近いのではないかなと思います。
開店は11時ですが、おおたが訪れた日、その11時に到着したのでは
下図の通りすでにめちゃんこ並んでました。
(紅葉シーズン三連休初日という自殺行為スケジュールであったことは認める。)
着いた時「いやいや、でも今11時2分?3分?とかでしょ?
もしかして開店前に並んでた人たちが、これから一気に中に入れてもらえる瞬間なのでは?」と数分は期待してたのですが、
どうやらおおたが到着したのは、開店前からの先頭さんたちがすっかり収容されきってからのようでした。
ランチと言っても二千円を超えるメニューしかないので、
ほんとに食べたい人しか行かないっしょ!とナメていました。
さすが嵐山、大人の観光客が多い…ランチ二千円程度ではふるいにならない…。
そして、モンドセレクション金賞8年連続受賞のあやしげな(個人の偏見です)オーガニック石鹸店の看板を見つめながら
待つこと約2時間。
お店に入れたのは、13時ちょっと前でした。
ただ、並んでいる間からオーダーを取ってくれていたので、
(メニューも限られてるしね)
席についてからお料理が出てくるまではとても早かったです。
わたしは食べ物の写真を美味しそうに撮ったり加工したり、という研究を怠っています、と堂々と申し上げつつ、一応写真を載せておきます。
(先ほどリンクを貼った公式サイトさんの写真はきれいでとても美味しそうなので、興味があれば後で見てください。)
写真には入ってないのですが、おかわり自由のおひつご飯(とお茶漬け用のたっぷりのお茶)も置いてくれて、
旦那くんが大層喜んでおりました。
そして肝心の味ですが、とても美味しかったです!
まずは刺身として食べてよし、ごまだれに漬かった漬け丼にして食べてよし、さいごにお茶漬けにして食べてよし、お店側のおっしゃる通りの美味しさです。
おおたは、すりごま(追加トッピング自由)をたっぷりかけていただきました。
今どきは「お茶」漬けじゃなくて「だし」茶漬け、を提供しているお店も多いですが、
(だし茶漬けももちろん好きです)
ここは本当に「お茶」漬けです。
おおたは正直、どちらかと言えばお魚は得意ではなく、
学生のとき行ったようなやっすいチェーン居酒屋のやっすい刺身には手を付けないと決めていたくらいなのですが、
ここのお店はちゃんとしてるだけあって、鯛もちゃんと美味しかった…。(当たり前)
あと嬉しかったのは、鯛以外もぜんぶ美味しかったこと。
お野菜の漬物系も美味しかったし、お豆腐も超美味しかった…。
やっぱりちゃんとしたお豆腐はちがう…。
わたしがお金持ちになったら、お豆腐にもお金をかけよう…。
そしてさいごの甘味までがセットです。
わらび餅と黒豆茶でした。どちらも美味。
そしてお写真を見た方、気づかれたでしょうか。
お食事のお皿、甘味のお皿、そしてお湯呑みも、ぜんぶ白に藍色なんです。
統一感があるねえ。にくいねえ。
この記事のために公式サイトを読み返していたら、すべて有田焼なんだそう。
こだわるねえ。にくいねえ。
そして最後になりましたが、実はこのお店、予約ができます。(じゃじゃーん!)
ただし、予約のできる日とできない日があるので、最新情報を公式サイトで確認してください。
おおたの訪れた日もですが、混雑が予想される時期は予約不可なようですので、そのときは素直に並びましょう。
あたたかいお店で美味しいものを食べて満腹になって出るときには、
外に2時間並んだことなど忘れて満足感たっぷりでしたので、旅程に余裕さえあれば、並ぶ価値はあると思います。
渡月橋とかいろいろ
昼食後、とりあえず人の流れに沿って、嵐山のメインストリートをお散歩しました。
おおたが調べた時一番最初に出てきたのが鯛茶漬けだったのでそのお店だけマークしていたのですが、
ほかにも美味しそうなお店はいっぱい。
(湯豆腐&和牛ステーキセットという看板が魅力的だった…次の機会があれば行きたい…)
そして「初詣みたいだねえ」と言うすれ違ったどなたかの声に頷きつつメインストリートを歩いていたら、渡月橋にたどり着きました。
なるほどみんなこれが目当てで歩いてたのね。
それにしてもすごい人の量。
正直こうも人が多いと、風情も何も無い。
われわれは「渡らなくていっか…」と、川岸から眺めるだけにしました。
橋を渡る人々を見て、旦那くんは「あふれて落ちちゃいそうだねえ」と心配していたし、
わたしは「大震災で帰宅難民になった人が一斉に多摩川を渡ろうとする様子かな?」と想像しながら見ていました。
(遠目だと、そんな『ぞろぞろ感』がある。)
動揺に、例の竹林も人人人です。
あと、竹に落書きが彫られてしまったのを緑の養生テープ(よーく見るとちょっぴり落書きが透ける)で隠していたのが切なかった。
この場所に限らずだけど、なんで観光地の財産に落書き(訪れた年月日じぶんの名前・来たよ!的な一言のやつ)したり、
関係のないところにまで硬貨ねじこんだり(厳島神社の鳥居で問題になってるようなアレ)するんでしょうね。
単に景観を損ねるだけじゃなく、文化財を痛めつけてしまいます。
やめましょうね。
そしてこんな大混雑の中、人力車はまじ強い。
われわれがちんたら歩いている横を、「失礼いたしまーす!人力車が通りまーす!」と軽やかに通り過ぎてゆき、たいへん羨ましかった。
さらに混雑の時期だからか、車夫さんの他にもう一人、
「通りまーす」と人払いをする係がつく二人体制で運営されており、乗っている人は貴族さながらである。
(貴族、とは言っても、もちろん人力車の方は「そこのけ!そこのけ!」的仕事ぶりではなく、あくまで安全に配慮、という丁寧で爽やかな感じです。)
人力車、あらゆる観光地で乗ってみたいなあと思うもののなかなか手が出ないんだけど、
やはり一度は乗ってみたいな…。(貴族な気分が味わえそうだし…。)
今度もしお母さんでもこっちに来てくれたら、一緒に人力車乗せてあげたいな…。
ちなみに嵐山で観察したところでは、利用者はマダムたちから若いカップルまで様々でした。
ぱっと見で判断したところでは、日本人の方ばかりだった気がする。
検索してみると、全国規模の最大手「えびす屋」さんのホームページには車夫さん紹介まであって
興味深く拝見しました。
「NEW」や「浅草から出張中」、「English」ほか多言語対応のしるしがあるなど、たいへん面白いです。
(俥夫のご紹介|嵐山總本店 | 観光人力車なら|人力車のえびす屋より一部。
しかも、クリックするとその方の詳細に飛べる仕組みでした。)
試しにネットからの予約フォームを開いてみたら、しっかり車夫さんの希望欄があります。
英語対応がないと困るから〇〇さん、とかなら納得感あるけど、
単に顔が好みの人を指名してもいいってことなのかしら…
あとベテランの方が安心できるって人もいるかもしれないし、逆にNEWマークの新人さんを応援したい人もいるかもしれないし…?
JR嵯峨野線とちびまる子ちゃん
おおたの住んでいるところからのアクセスで一番楽そうだったのがJR嵯峨野線だったので、今回は「嵯峨嵐山駅」を利用しました。
特に不便はなかったです。
ただ、いわゆる「嵐電(らんでん)」をスルーしてしまったなぁとは思いつつ。
江の島に行って、江ノ電に乗らないみたいなもんなのかな?と想像しますが、
乗り換え面倒くさい方が嫌なので今回は楽さを取りました。
でも嵐電の「嵐山駅」面白いですね、改札ないんだもん。
駅だけでも見学するかぁ、とまわりのお土産屋さんスペースをどんどん奥へ行ったら、
そのままホームに行けてしまってびっくりした。
なるほどこれが「嵐電」か、と車体を外側から見て満足。
ICカードの入場の「ピッ」がないと思うんだけど、本当に乗る人はどうやって精算してるのかしら?
乗る気が無いからICタッチの機械があっても見落としてたかな?
あと女子トイレがえげつない並び方してました。
係の人が「女子トイレ最後尾」って看板持ってたくらい。
できればこれより前の乗り換え駅で済ませたり、
嵐山で飲食店に入ったならそちらでお借りしておくなり、
なるべく駅のトイレに頼らないようにした方がよいと思います…。
で、話をJR嵯峨野線に戻したいのですが。
京都駅から乗り換えてすぐ、車内アナウンスを聞いて、旦那くんが大興奮。
ねえ、今の『ちびまる子ちゃん』の音じゃない!?
た、確かに…!(よく気づいたな)
そうなんです。
まったく同じかは分からないけれど、限りなく似ていることは確か。
(この動画の13秒ごろから一瞬です。)
嵯峨野線 車内自動放送 普通 嵯峨嵐山行き - Local Train to Saga-Arashiyama
比較用にまるちゃんのあのシーンの音(アイキャッチと言うらしい)も貼れたらいいんだけど、公式で見つからず…。
放送中のじゃなくて、何代か前のやつかもしれない…。
上の電車の動画で聞いて「あー!」と思ってくれる人がいたら嬉しい。
ところで今日のちびまる子ちゃんは、すみれさんとひろしがほっこりいちゃいちゃしててたいへんよろしかったです。
おおたはモガだったころのお母さんのエピソードがとても好きです。
それにしてもわたしはすっかり聞き流してたのに、よく気が付いたな、旦那くん…。
なんでまるちゃんの音なのかな!?何か関係があるのかな!?と旦那くんはわくわくしてたけど、
いや京都とちびまる子ちゃんは何の関係もないと思うよ、まる子と言えば清水だし…
フリー素材かなんかかもよ…と落ち着かせるのが大変だった。
検索してみると同じように思っている人は少なからずいるようで、
ひとさまのツイートなどからほかのJR線でもこの音が使われていることがあるらしい…というのは分かったけど、
やはり旦那くんの期待するちびまる子ちゃんとのゆかりとかは何も出てこず。
たまたま似ているだけみたいです。
ちなみにあんまり関係ないことだけど、
youtubeコジコジ公式チャンネルで1話が無料視聴できます。
コジコジがテストでマイナス5点を取るお話でサイコーなので見てほしい。
何かつらいことがあっても、コジコジがテストでマイナス5点を取っていることを思い出したらすこしは元気が出ると思う。
9月末から約2か月ぶりの更新記事がこんな脱線脱線で相変わらずの雑多記事ですが、
おおたはこのように元気です。
はてなproというブログ有料サービスへの課金が切れて、
一時ここが「404 not found」になって焦ったりもしましたが、
決して意図的に消したわけではなく、ただ課金の有効期限切れに気づくのが遅かっただけです…。
もしご心配してくれた方がいましたらすみません。
繰り返しますが、おおたは元気です!
ではね |ω°)ノ