横浜女が滋賀で主婦する

日常系雑記ブログ。壁打ちスタイルでやってます。

ネイティブが使いこなす「はる」が興味深い

f:id:ohtanoblog:20170521210745p:plain

こんにちは。お仕事にも少し慣れました!おおたです。

 

死にかけだった初週を乗り越えて、二週目はひとまず自分のリズムができた感じ。

慣れたところで今週からはまた新業務を習っておりますが、

最初ほどパニックにならずに済んでいます…!

 

現状「お友達」と言えるかは微妙ながら、同僚とライン交換も達成。

なんとかやっていけそうです!

平日働いてると、時が経つのがますますあっという間で驚く。

 

で、こちらに来てから引きこもっていたおおたが

職場でいろーんな方のお話してる声を聞くことになるわけです。

 

関西の方が使う「はる」が面白いと思ったので、ちょっと書いてみたくなりました。

 

 

標準語の「~らっしゃる」にあたると思ってた

 

横浜にいたころから、TVなんかで「~はる」というワードを耳にはしていました。

深く考えたことはありませんでしたが、

尊敬語なんだろな、「~らっしゃる」にあたるのかな?という認識。

 

ところが実際に使っている現場にいると、そうでもないような気がしてきたんです。

 

同僚のおねえさん(滋賀出身)にヒアリングしたところ、やはり、

「~らっしゃる」ほど尊敬の意味はこめていないとの回答。

 

じゃぁ、部署の一番偉い上司にはむしろ「はる」は使わないの?と聞くと

あーそうだね、「~らっしゃる」を使うかもね!と。

 

「ですます」にあたる丁寧語?

 

では、「ですます」にあたる丁寧語なのか?と思ったのですが

 

「はる+ます」で使われることって、ありますよね。

じゃぁそれって、「ます+ます」ってこと?

つまりはすっごく丁寧?

 

と思いきや、わたしが働きたてのころ、

「ごみ箱いらはりますか?」って言われたことがあるんです。

新人パートのぺーぺーに、そこまで丁寧語を使うことはないだろうから…

うーん、やっぱりカジュアルな意味合いで使っているに違いない。

 

ちなみに「いらはりますか?」は、一度目では聞き取れず

 

はらほろひれはれ?と思った。

(急にごみ箱の話をされたのもあるけど。個人デスクの下に自分用のを置いたらどう?と、気を利かせて聞いてくれた。

ところで「はらほろひれはれ」って死語かね)

 

「はいっ!?」と聞き返すと、

「ごみ箱。みんな置いてるけど、おおたさんもいらはります?」ともう一度言ってくれて、

やっと「要る+はる」か!!と納得。

 

街角の「はる」

 

街角で、女子中学生ぐらいの二人組のおしゃべりが聞こえてきました。

どうも「肉なんてみんな同じでしょ。味の差が分からん」というテーマらしい。

 

それはお嬢ちゃんたちが、まだいい肉を食べてないんだよ~大人になったら食べてごらんね~と思っていると

 

「お寿司もさ。お父さんはめっちゃこだわってはるけど(以下略)」

 

でた!!「はる」!!

 

身内にも使うのか…。

わたしだったら「お父さんはこだわってるけど」って言うだろな。

友達同士の二人の間柄を見ても、父親とその子の関係を考えても、

「こだわってますけど」というニュアンスではないよな?

 

やはり「はる」に尊敬や丁寧は含んでいないのか…。

「はる」って結局なんなの…?と真相はますます闇の中。

 

結論:「はる」は何にも置き換えられない

 

東京周辺のことばで言う「~らっしゃる」だとか「ます」だとか、

何かに置き換えて考えようとするのが愚かというのが分かった。

 

「はる」は「はる」であり、わたしの中の辞書や文法書にない新語として扱うしかない。

何にも代えられない、ふしぎなワード。

 

かといってふわっとした存在ではなく、おそらくネイティブたちは的確に「はる」を扱っている。らしい。

 

接続もむずかしい

 

先ほどの「いらはる」も、「要る」が「要ら」になって「はる」に接続するのが予想外で、

おおたにとって耳慣れなさを生むことに。

 

ほかに、例の滋賀出身のおねえさんと話したとき

「〇〇先生いてはります?」とか言うじゃないですかーって聞いてみたら

(正しくは「いたはる」と言っているのかもしれない)

 

「いてはる」?うーん。「いてはる」は、京都っぽいかなあ。滋賀の人は言わないよ

という衝撃の返し。

 

じゃぁ滋賀の人はなんて言うの!?と聞いたら

「いはる」だそうです。

 

むずかしい。

 

発音だけでなく、こういうちょっとした言い回しの違いで

ネイティブ同士は出身地域が分かるんだとか。

面白いなあ。東京神奈川千葉埼玉で、そういうのないんじゃないかなあ?

 

ことばというのは面白く、奥深い

 

あと今思いつく中で、「来ない」の変化も謎。 

 

こーへん、なのか

けーへん、なのか

 

そもそも否定は「へん」なのか「ひん」なのか。

 

毎日関西弁の中にいると「今なら自分も、それっぽく話せるのでは!?」と思うこともあるのですが

「こいつ関西人じゃないくせに。寄せてきるつもりか?」という批判を受けぬよう、ひとまず横浜育ちらしいしゃべりを貫いています。

(でもイントネーションがひきずられることはやっぱりある)

 

例えば今おおたが関西弁チャレンジをしたとして、

「ギャグかよってぐらい下手な、関東人がマネる関西弁」にはならなかったとしても

「まわりの出身が京阪神滋ごっちゃの中で習得する関西弁」は、おそらくネイティブにとって気持ち悪いのだろうなと想像する。

 

(便宜上「関西弁」とくくった。もはやここでは細かい定義は放棄させていただく)

 

こういう話を旦那さんに語ってみたけれど

「あのさあ。コミュ力無いの?」ってぐらいノッてくれなくて

やはりことばの面白さは理系人の興味対象ではないのかとしょんぼりした所存です。

面白いけどなあ。

マイフェアレディみたいに、稽古を付けてもらいたいぐらい。

長谷川博己に習いたい。(『舞子はレディ』という映画があってだな)

 

 

 

ではね |ω°)ノ