横浜女が滋賀で主婦する

日常系無責任ブログ。壁打ちスタイルでやってます。

朝ドラ「べっぴんさん」感想。毎朝もやもやするからもう見ない

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主婦と言えば、朝ドラ!という極端なステレオタイプと

ちょうど滋賀に引っ越したころから新ドラマが始まるタイミングだったので

「べっぴんさん」を見ていました。

(あと、BSでやってるアンコール放送の「ごちそうさん」も。杏ちゃんと東出さんのやつ)

 

旦那さんを送り出したあと、洗濯物を干しながら録画をゆっくり見るのが朝の日課に。

 

今までも、母が朝ドラ視聴者だったので

土曜になんとなーくいっしょに観ることはあったんですが

さすがに仕事に出てた平日分まで毎回追うほどはハマらず。

「べっぴんさん」が、わたしの朝ドラデビュー作になったわけです。

 

今回はそんな「べっぴんさん」で

わたしが毎朝もやもやしていたことと

そのもやもやからの卒業というか脱落(録画予約から削除)を選んだことを、

パッションのままに書きつづります。

 

さっとググった感じだと、あまり悪い意見がないようなので

楽しく見ている方の方が多いのかもしれませんが…

 

  

簡単にあらすじ

 

主人公「すみれ」のモデルになっているのは、子供服ブランド「ファミリア」の創業者の女性です。

百貨店に入っているブランドで、わたしのなかでは

出産祝いなどの贈り物や、自分の子に買うならちょっとよそゆきのお洋服に…というイメージですね。

(もちろん普段使いとして、惜しみなく購入するご家庭も多いでしょうが)

 

神戸の中でもお嬢様育ちのすみれは、

戦争で経験したことないビンボー(といってもそれなり)状態に陥り、

幼子を抱えて夫を待ちながら、なんとか生きていこうと奮闘。

同じ女学校出身のお友達や、先進的な知識を持ったナース出身の女性と力を合わせて

子供服を作って売ることにします。

 

なんやかんやしてたら、その確かな知識・技術に基づく丁寧なつくりが評価され

百貨店の出店が決まったり、あれよあれよと大成功!というお話です。

(タイトルの「べっぴん」は美人のことではなく、特別な品という意味なんだとか)

 

暗いのは我慢できた

 

暗い、という意見はぐぐったときにちらほら見かけました。

たしかに、ちょっとトーンは暗いです。

戦中戦後を早回しで展開したわりに、暗いです。

 

朝ドラヒロインにめずらしく「内向的な少女」という設定で

ドタバタコメディやるタイプじゃないんだろうなとは思っていました。

ちなみに、朝ドラはたいていヒロインの少女時代から描かれますが

この子役時代が「内向的」という設定ゆえにとにかくモジモジウジウジで

すでにこの段階で脱落してしまった人さえいたようです。

 

しかしながら暗さについては、「朝ドラのわりに大人しすぎる!つまらない!」とは思わず

そもそも本作が朝ドラデビューのわたしには「こんなもんかな」でスルーできた。

 

それよりももっと、脚本の矛盾というか…

突っ込みどころというより、もはや「ポカン」となるような点がいっぱい…

 

「なんか、なんかな」

 

少女時代のことで一つ思い出したことが。

本作のヒロインは、この「なんか…なんかな…」が口癖です。

じぇじぇじぇで味を占めて、最近は毎回口癖が用意されているそうですね。

 

小さいころは、言いたいことがあるけどうまく言葉にできない。

お父さんにのぞき込まれるとますます緊張してお話しできず

「なんか…なんかな…」とモジモジタイムで使っていたのですが。

 

大人になってからは「なんかいいアイディアないかな~」ぐらいのニュアンスで使われています。

「口癖」として残っているだけ、なんだと思うけど

小さいころあんなに一生懸命、言おう言えない、言いたい言えない、の葛藤があったのに

ずいぶんあっさりになっちゃったなあと。

 

そもそもヒロインのシャイ設定はすっかり忘れられており

大勢の前で演説始めちゃうし、百貨店の担当者ともしっかりやりあうし。

いつの間に人格変わったの?

(まぁ、大人になってまでモジモジしてる方が問題か…)

 

神戸・大阪・近江ワープしすぎ

 

すみれの家とお店は神戸。(お店の設定はしっかり元町と書いてあった)

旦那さんの会社・姉夫婦の家・出店している百貨店は大阪。(たぶん梅田)

父親が隠居しているおばあ様の家は近江。

(作中で近江近江って言うんだけど、昭和の近江って滋賀のどのへん?近江八幡?)

 

とにかくワープしすぎじゃないかと。

わたしが関西に引っ越してなかったら、

「あれ、意外と3駅くらいの距離なのかな?」と勘違いしてもおかしくない。

 

けっこう遠いよ。

 

このあいだ、大阪の会社にいたはずの旦那と

義理の兄(同じ会社で働いていて、大阪の事務所が家みたいな感じ)が

神戸のお店の前で

「じゃ、ここでな!」と別れていて

わたしの心はなんで!?の嵐でした。

 

なんで!?

なんで大阪の会社の前で別れるシーンにしなかったの!?

大阪からわざわざ神戸のお店まで送ってくれたの!?

どうせ来たらなら寄って挨拶すればいいのにそれもなく!?

 

営業マン的シーンは今までもあったし

神戸まで外回りに来て直帰…ということも考えられなくはないですが

直前に何かしら、3秒でいいから会社をまわってる風なシーンがあったり

「営業で近くまで来とったんや。すみれちゃん元気か?」と一言挨拶でもして帰らせれば

謎ワープにならなくて済むのに…ともやもや。

 

「ドラマだから」で細かいことに目をつぶるのって大事ですが

さすがに意味のない謎ワープまでされたらもやもやするわ。

 

すぐ設定(問題)をなかったことに

 

例えば。

一緒に子供服のお店を立ち上げていく過程で、仲間が

「やめたい→やっぱやる」を繰り返すのですが。

 

(まぁそれは自体は「またか。おまえもか。」と思いつつ生暖かく見守りましたけどね。

昔のことだから、女性が働くことに理解を得にくいという背景もあるだろうし)

 

まず一人、病弱を理由にやめたがる

服のデザインが楽しくてつい夜更かしをしてしまったりなんだりで、倒れちゃうんです。

で、せっかく旦那が戦争から帰ってきたんだから働くことないよ!という家族の意見もあるし

現に倒れているし、何かあってからじゃおそいから…と一度脱退。

 

でも、むしろ生き甲斐があったほうがいい!と旦那さんが応援してくれて

無理はしない、という約束で復帰します。

 

でも、普通に働いている。

たしか週に〇回にしようね、とパートタイム的扱いを話し合っていたような気がするんだけど

ドラマの中では毎回お店にいるし

みんなで遅くまでお店に残ってなんやかんやしているシーンにも

必ずいる。

「体のこともあるから、あなたは帰ってもいいよ」とか気遣う台詞もなし。

 

病弱設定はどこにいったのか。

戦後食べ物がよくなって体質改善でもされたのか。

そもそも虚弱体質というだけで病名は言われてなかったし、もうなんでもいいのか?

 

もう一人、子育ての悩みでやめたがる

 

ママたちのお話なので。

当然子育ての悩みも出てきます。

百貨店への出店が決まったり、忙しくなったので

ヒロインともう一人(ももクロの赤がやってる役)は子どもを保育園に預けることに。

 

でも、ももクロの子どもだけ「この子はうちでは引き受けられない」と断られてしまいます。

 

やんちゃを通り越した落ち着きのない男の子で、

お母さんがダメ!と言うことも聞きません。

 

仕方なくお店に連れてくることにしますが、お客様の邪魔になったり、備品を汚したり、迷惑ばかり。

家庭の中でも夫に「おまえがちゃんと躾けないからだ」とか言われる始末。

やがてももクロちゃんは、お店に来なくなってしまいます。

(ちなみにももクロは、出勤拒否二回目。前も接客に悩んで来なくなったことがあった。またか。)

 

でもなんやかんやして、ベテランお手伝いのおばさまの

「龍ちゃん(ももクロの子)は悪い子じゃない。ほかの子より、ちょっと多く手がかかるだけ。みんなで手をかけてあげればそれでいいのよ」という言葉により

お店でみんなで育てれば大丈夫!という謎解決に至ります。

 

みんなで育てよう♡と意識を持った途端、

子どもも聞き分けがよくなる。

座っててね、と言われれば大人しく座る。

なんで?

 

もちろん、みんなで手をかけていこうねという解決策は

ふわっとしてるけどまぁそうだねこれでいいかと思えたのですが

 

その後、しれっと保育園のシーンに龍ちゃんが出てきて驚いた。

ふつうに預けられてやがる…!

なんで!?あんなにお断りされてたのに!?ねぇなんで!!?

ほんとに!驚くほど!なんの説明もなかった!!!

察しろ?察しろってことなの?

説明ドラマは批判されがちだけど、脳内補完して察してくれよというのにもレベルがあるのでは?

 

せめて、百歩譲ってみんなの愛で龍ちゃんがなんらかの分別をつけたとして、

もう一度ももクロが保育園に頼みに行くシーンとか…

めんどくさいなら「今度は龍ちゃんを引き受けてもらえることになったの」「わぁよかったねえ」ってヒロインと一言二言の会話だけでも…

ないの…?

 

そもそも、龍ちゃんまわりのエピソードは

働くために子供を預けたくても難しい、現代のお母さんの問題にも繋げてるのかな?とか

多動症?とか発達障害とか、そういう子への理解を促すことにつながるのかな?とか思っていたのですが

いつのまにか円満解決していてびっくりがっかり。

そうだよね。サブキャラのサブ問題に、こんな重要テーマ盛り込んでたらキリがないよね。

でも、まさに↑の当事者であるママたちが見ていたとしたら、とても落胆されたと思う。

もうちょっとうまくやれなかったのかなあ…。

 

サプライズすりゃいいと思ってる(しかも下手)

 

お誕生日などの、楽しいサプライズの話ではない。

 

ヒロインまでもが無責任100%の「やめます!」サプライズ

 

すみれの家には、戦前からのベテランお手伝いさんがいるんですけど。

ベテランすぎて、腰を痛めて入院しちゃいます。

 

おかげで主人公は家事、仕事、(保育園にいるとはいえ)子どもの世話と大忙し。

おまけに、旦那は仕事に夢中になりすぎるヒロインに不機嫌MAX!

 

すみれちゃんが、仕事辞めて家庭に専念したほうがいいのかな…と考える要素は分かります。

でもね。

それを。

 

営業終了後のお店で、「辞めさせてください!」とサプライズ発表!

 

お店のみんな+経理を手伝ってくれている旦那衆、みんなの前で。

サプライズ。

 

普通はさ。うん。普通ね、わたしの考える普通ではね、

まず旦那さんにじっくり相談。するよね。うん。

不機嫌になってるのが仕事のせいかなーと思ったら、家庭がおろそかになってごめんねって反省を述べてみたりさ。しようよ、うん。

 

まぁあまりに旦那が怖すぎて何も言えないとしたらだよ。

お店のメンバーに先に相談。すればいいんじゃないかな、うん。

お手伝いさんが倒れて大変、とか

旦那が仕事をよく思ってないかも、とか。女子会。しよ。ね。吐き出そ。

 

でも主人公は、二段階ザザッとすっ飛ばして

(自分が言い出しっぺで立ち上げたお店だし百貨店の方も軌道に乗ってこれから忙しくなるところだけど)辞めさせてください!

と決定事項としてサプライズ宣言。

 

なんか。なんかな。

辞めたいって言い出すのは予想できたけど。まさかこんな形とは。

ドラマだから?このほうが盛り上がる?

なんかなんかな、ですよ。

 

旦那さんが辞めます!やります!サプライズ

 

夫婦ともども空気の読めないサプライズが大好き。

 

すみれが家庭に入ってから、旦那はごきげんなのですが

「でもやっぱりこいつは仕事してるほうが合ってるんだよな」と分かり始める。

 

そんでもって、今まで創業者の旦那衆が、本業の片手間にボランティアで経理を見てあげていたけれど

繁盛しすぎてそれもそろそろ限界。

「専門の経理を雇え」→「知らない人を入れるなんてヤダ!」のやりとりなんかもあって

思うところがあったんでしょうねえ。

 

クリスマスセールを終えたお店の打ち上げ的パーティーで

 

「ぼく会社辞めてきました!これからは店の経理をやります!すみれも仕事に戻ってええんやで!」と怒涛のサプライズ。

 

夫婦は見つめあって幸せそうなのですが

まわりの人間はポカンとしていた。

そこで「やったぁ!経理問題も解決で、創業者も帰ってくるぜいぇーい!」と拍手でも起こるのかと思ったら

みんなポカンとしていた。

そうだよね。わたしもポカンだよ。

 

(ちなみに、このサプライズの直前のシーンが義兄の謎ワープ。

「これからは別の道やな!」とか言って分かれる。

最初から帰り道別だろうが、とポカンだらけの回だった)

 

ふつうは、会社を辞める前に奥さんに言うよね。

そもそも家庭の問題で奥さんに仕事を辞めさせたんだからさ。

やっぱり外で仕事をしてる君の方が輝いてたよごめんねって、反省のことばをまず言ってからさ。

家庭のことも、お店のこともサポートするよって。

前向きですてきな話なんだから。

きちんと夫婦で話し合いなさいよ。

 

あとは、経理やります!と挙手するのはいいんだけど

一応、店のメンバーの了解はとらなくていいの…?

創業者の旦那だから、当然オッケーするよなって?

いやオッケーするとは思うけどさ。

べつにサプライズ発表にしなくてもいいじゃない。

報告・連絡・相談。

ホウレンソウ知らないの?

 

これが最終回でいいかなと思った

 

ちなみにこのあと、夫婦以外全員がポカンとしている空気を

近所の靴屋さん役の市村正親さんがサンタコスで登場することで壊し

市村さんが歌うクリスマスソングをみんなで聞き入るところで24日放送分が終わった。

 

史上最高にポカン回だったけど、

なんか市村さんの歌を聞いて大団円風に終わっていて

これが最終回でいいか、と思えた。

 

今週の予告やあらすじを見たら、またホウレンソウ不足で旦那がひっかきまわしたりしていて

もう惰性で見るのはやめようと思った。

BSのごちそうさんだけ見る。

 

「べっぴんさん」の悪口を書きたかったわけじゃないし

最終回まで見ないと文句言う資格ないかもしれないけど

 

「みんなおかしいと思わないの!?ドラマだから気にすんな、で済まされるの!?」と

世の中に訴えてみたかった。

 

少女時代のすみれに、母親がメッセージを残すシーンは好きでした

 

よつばのクローバーの葉っぱには、それぞれ意味がある。

勇気、愛情、信頼、希望。

それが全部そろうと、幸せになれるんだよ。

大人になっても、忘れないでね。

 

 

 

ではね |ω°)ノ